第333話「挑む者、迎える者」
午前九時の豪雪地帯。
新幹線に衝突したカモシカが現れた。
カモシカはウサギ(一般人が想定する長い耳の生えた獣を指す言葉。鋭い牙は標的の喉を的確に噛み千切る)よりもずっと自分の力を試したいと考える種であり、車よりも強いことで知られる新幹線と正面からぶつかり合って勝負することはカモシカたちに代々受け継がれてきた格式ある文化でもある。車を吹き飛ばすのと大差ないと新幹線に挑んだそのカモシカは、新幹線を脱線させられなかったどころか自分が吹き飛んで自慢の身体をボロボロに傷つけられてしまった。悔しさを抱え、脚を引きずって退散しようとするが、身体が思うように動かない。
だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃でカモシカを回復させた。
カモシカは無事に住み家へと帰っていった。が――
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