第271話「罪も人も憎悪に焼かれ」

午前十時の道路。

下着泥棒が現れた。

嘘つきは泥棒(一般人が想定する窃盗を働く罪人を指す言葉。いつしか罪は重さを増し、最終的には誰かの命を奪うこととなる)よりもずっと罪が浅いとはいえ、最終的に泥棒に行き着くと言われており、下着泥棒はその通り嘘つきから始まり今や常習犯にまで成り下がってしまった実例である。しかし彼の存在が徐々に知れ渡ったことで外に下着どころか洗濯物を干す家庭はなくなり、落胆していたところ目の前に女物のTシャツが落ちていた。

だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃でTシャツを滅却した。

下着泥棒はショック死し、町は平和を取り戻した。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る