第250話「代わりに床が死んだ」
午後二時の図書館。
高所の書籍を取ろうと梯子に上ったはいいがバランスを崩し落下した利用者が現れた。
利用者は空中(一般人が想定する大気の中を指す言葉。空というほど高くなくても良い)よりもずっと地上に馴染んでいたため空を飛ぶことができず、重力に引かれる形で頭から地面に向かっていった。このままだと頭蓋骨が砕け脳漿が飛び散り凄惨な死を迎えることが容易に想像され、図書館は悲痛な叫びに満たされた。
だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で利用者の頭とそれに関係する部位を硬化した。
利用者は無事本を借りることができた。
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