第236話「ハロウィン女子高生ノ壱」

午前十一時の十月末日。

ハロウィンに浮かれる女子高生たちが現れた。

レールガン女子高生はマカロン(一般人が想定する丸くて小さいお菓子を指す言葉。マコロンではない)よりもずっとレールガンが好きだったので、レールガンの形をしたクッキーを焼いてきてみたものの、少し焼きすぎたせいで表面が焦げてしまっているし、いつも破壊と殺戮を行っている立場上自分からお菓子を渡すことに抵抗と気恥ずかしさがあり、誰にも渡せずにいた。

だがいきなり巫女服等のコスプレ衣装をたくさん持っている女子高生がやってきて、とにかくすごい宣伝でレールガン女子高生のクッキーについて方々に伝えた。

レールガン女子高生はクッキーを配り始めた。

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