第143話「カビには断然」
午前零時の台所。
一晩置いておかれることになった夏野菜カレーが現れた。
カレーは野菜(食用の草本植物を指す言葉。イチゴ、スイカ、メロンあたりは野菜か果物か曖昧なところがある)の素揚げよりもずっと生卵を乗せてほしかったが、夏といえば夏野菜カレーみたいなところがあるのでこの時期は仕方ないと諦めていた。しかしふと年中通して素揚げ野菜を乗せられていることに気付き、叛逆すべく真っ赤なオーラを放ち自らの辛味を通常の三倍まで高めた。
だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で辛味を低減した。
味は良かったがカビが生えてしまっていたので処分された。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます