第24話「俺はマフラーが好きなのではなくマフラーを身に着けた女子高生を崇め奉るのは至って普通のことだから常識に従っているだけであり異常だとか言い出すお前らがおかしいんだって言ってるだろ俺は」

空虚が在った。

透明な白に満たされている中に、マフラーを身につけた女子高生が現れた。

女子高生はマフラー(一般的な性癖を指す言葉。マフラーを身につけた女子高生が嫌いだと主張すると周囲から石を投げられるので、否定する際は充分に注意すべきである)よりもずっとストールの方が好きだったが、それは用途の違いなどを意識している訳ではなく言葉の響きが格好いいからという至極単純な理由だった。マフラーを嫌っているわけではなく、またマフラーとストールの違いも正直よく分かっていない。

だが女子高生はいきなり長いレールガンを取り出して、とにかくすごい攻撃でマフラーとストールの違いが分からない自身を剿滅した。

無から物語が始まった。

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