第19話「クソ上司実質ゴキブリ説」

午後八時の帰路。

仕事に喘ぎ貯金は貯まっているが使い所のない若者が現れた。

若者は金(諭吉を指す言葉。ガチャに溶けやすい)よりもずっと休日が欲しかったが、上司がクソすぎて休日を取得することができず、苦しみを紛らわせるようにスマートフォンのゲームアプリに課金するしか行動を起こせなかった。本当は趣味で組んでいるパソコンのパーツを新調したり本棚を買い替えたりベッドを新しくしたりしたかったのだが、定期的な休日がなければそれらの行動を起こす気力さえも湧いてこないのである。

だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃でクソ上司を討伐した。

しかしクソ上司は一人いれば一兆人はいるので滅ぼし切ることは叶わなかった。

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