第15話「ブラック企業……お前、死んだはずじゃ……!」

午前零時の東京。

光を放つ数多の高層ビルが描き出す美しい夜景が現れた。

サラリーマンはアベック(高齢を証明する言葉。身バレを防ぐためには使用を控えた方がいい用語の一つ)よりもずっとストレスが溜まっており、自身が仕事をする光景が綺麗だなどとイチャつくための口実として使われている現状に怒りが爆発寸前であった。きっと夜景を楽しむ女にはたくさんのキープくんやアッシーがいたりするチョベリバなクソアマなのだろうなと思いつつ、こっちは仕事で苦しんでいるのに何を遊んでいるのかこのすっとこどっこいがと思い込みだけで罵倒を浴びせかける始末だった。

だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃でサラリーマンの死語を殲滅した。

成長に限界はなくなった。

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