【詩】

 発動されたのは『女神』”回収プログラム”


 運命に逆らうのか、受け入れるのか

 受け入れられたら、よかったのだろうか



「幸せになりたい」

 誰かは言った

「幸せは望むものではない」

 誰かは言った

「幸せになる」

 誰かが言った



「あなたたちは強いのね」

 そう言って、あの子は泣いた

 それを見て

「幸せになろう」

 と、あの人は手を差し出した


 例え、それが運命に逆らうことであろうとも

 例え、それがすべてを失うことになろうとも


 願ったことは、ただひとつだった




 大切な人を、大切なものを守りたい──


 あなたの、大切な『もの』は何ですか

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る