第11話 女の子のステータスと3Rの能力
翌日
「ふぁぁぁぁー。」
「あら。起きたのね。かなり遅起きなのね、あんた。」
「別によくねー?こんなに快適だし、食料も一年分もあるんだし。って言うか、昨日俺ら一つ屋根の下で寝てたんだよな...。」
「い、言うんじゃないわよ!!わ、私だって考えないようにしてたのに!!」
「そっ、そうだな。俺が悪かった。」
「「.........。」」
「じゃっ、じゃあ朝ごはんにしよっか。」
「そっ、そうね。」
((モグモグモグ...。))
~三十分後~
「そういえば、何にも昨日はなかったな。魔境だから魔物とかに襲われるかもって思ってたんだけど...。」
「たしかにそうね。どうしてかしら。あの臭い場所から結構距離を離したのに。」
<<ピロンッ!!
『お答えします。たしかにあのゴミ溜めから距離を離したことで、魔物が近付きやすくなっていました。しかしこの家は、認識阻害の結界が張ってあるのです。たとえ認識されてしまっても、防御の結界が張ってあるので、壊れることは決してありません。例え龍のブレスであっても防げます。』
「驚かないぞ!俺はもう驚かないぞ!!」
「私も決して動揺したりしない!絶対しない!!」
「そうだ!!まだ自己紹介がまだだったから自己紹介でもしよう!俺は大橋 常也!君は?」
「あんた...。私と小学校からの幼馴染だったでしょ...。まあいいわ。私は紅葉、柊 紅葉よ。」
「じゃあ紅葉ちゃん。この魔境を「ちょ、ちょっと待って。なんでいきなり下の名前で呼ぶのよ!!」ん?ああ、大抵こう言う異世界では苗字が無いんだよ。あるのは王族と貴族だけだ。だから、街についた時、苗字呼びだと怪しまれちゃうかもしれないから慣れておこうとおもって。嫌だったら苗字呼びするよ。」
「な、なるほどね。ま、まあそれなら納得せざるを得ないわね。でもちゃん呼びはやめて。体がむず痒くてしょうがないから。」
「わかった。じゃあ紅葉。この魔境を生き抜くためにステータスを見せ合わないか?」
「分かったわ。今は同じ境遇にあるから信頼して見せてあげる。そのかわり自分の持ってるスキルよく理解できてないところがあるからそこまでしっかり見てくれると嬉しいわ。」
((ステータスオープン))
名前 モミジ=ヒイラギ
レベル 1
種族 人間
年齢 17
職業 剣士(執念の剣士)
HP 500/500
MP 5/5
物攻 400
物防 400
魔攻 250
魔防 250
筋力 800
スピード 1000
運 50(500)
魔法適正 基本属性全て・特殊属性 光、闇、聖、邪、時空、重力の全て
(究極固有スキル《アルティメットユニークスキル》〔勝利への
ユニークスキル 〔神託LV5〕
スキル 〔上級剣術LV1〕〔回避LV6〕〔鑑定LV6〕
加護 最高神フールの加護(強)
称号 異世界転移者 (リベンジに燃える者)
( ※ カッコ内は超鑑定と最高神フールの加護を持っている人のみ見えています。)
せっかく魔法適正マックスまであげてもらったのにMPが5とかかわいそうすぎる...。でも物理系が強いな。筋力とスピードに関してはめちゃめちゃいいじゃねーか。まじであいつら魔力にしか興味ないのな。
ふつうのスキルで初めて見るスキルがあるな。見ておこう。
〔鑑定〕
生物 相手のレベル-自分のレベルの差が10×スキルレベル分まで、ステータスを見る事が出来る。
物 レベルが上がるにつれ詳細にわかる。(※スキルの詳細については超鑑定以上のスキルが必要。)
〔上級剣術〕
剣術の進化したスキル。剣術の時より剣の扱いが上手くなる。
うん。強いね。
で、見てもらいたいのが超固有スキルの方だ。
〔勝利への
一度負けたことのある、自分とのレベル差5×スキルレベル分の生物までに効果を発動できる。
(例え、HPが0になる攻撃でも、諦めたり気絶したりしなければ、HP1を残し、生き続け、効果を発揮し続ける。部位欠損しても、一瞬で修復する。本来手に入る経験値×[1/負けた回数]分経験値を得る。)
............。なんだこのチートスキルはぁぁぁぁぁああ!
じゃあ俺のスキルの3Rも見て見るか。
〔3R〕
〈リデュース〉、〈リユース〉、〈リサイクル〉の略。
LV1〈リデュース〉元に戻す
LV2〈リユース〉再使用する
LV3〈リデュース〉減少させる
LV4〈リサイクル〉再資源化する
LV5〈リデュース〉濃くする
LV6〈リデュース〉変える、変形する
(※元の意味にある[例(物や人)]といった定義は無くなっている。)
うーんよくわかんないなぁ。固定観念を外せばいいのか...。
......。ん?もしや、これって...。ククククク...。この後ゴミ溜めに行ってやって見るか...。
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