掃き溜めのような学校に転校した主人公と、彼を取り巻くクラスメイトなどの関わりが描かれています。言葉の端々や文章に自虐・皮肉が利いていて、独特な世界観です。うまく言い表せないのですが、赤以外の色が全てモノクロになった写真のような。そんな雰囲気。毒が逆に癖になってしまう稀有な作品だと思います。これからどう「ほのぼの」に繋がっていくのか楽しみです。
満ち足りていそうで満ち足りていないって結構ありますよね。