第5話 夢日記

「死んでしまえばよかったのに」

それは、秘密を知っているという罪を抱えていたからこそ。


「死ぬことも出来ずに、植物人間になってしまった」


「かわいそうに、息の根を止めてあげる」


そのとき、私は目覚める。

全ての罪を抱えたままで。


生きたすべてを証明するために。

全てを現実にするために。



「ああ、生まれ変わってしまったね」

そう。君の全てを肯定するために。

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植物少女の夢日記 登月才媛(ノボリツキ サキ) @memobata-41

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