アンチ幸運男子生徒
@Kirinnkeidannsi
第1話
「俺」はこの高校に通う2年生。
恐らく、「俺」の特徴といえばとてつもなく不幸な事以外にないであろう。
とにかく不幸。
超絶不幸。
今日は運がいいなって思う時が、鳥のフンが頭じゃなくて肩に落ちた時に思うくらい不幸。否、普段は鳥のフンはおろか植木鉢が降ってくるレベル。死にそう。
しかし「俺」は、この不幸が幸運にもたった一つの特徴だ。
他に自分を表現できるものなんて一つもない。
髪型一つを取ったって、他の男子生徒と大して差のない短髪黒髪。
やや痩せ気味の体と、不幸故に今では0となった友人。
そりゃあいくら性格がよくても、一緒に遊びに行った先々で事故や台風が起こったら友達やめたくなるだろう。
だからこれは、必然。
別になんとも思わない。
けど。
だからって、俺のこと虐めなくてもいいじゃないか。
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