第10話 殺戮悪魔

ペルンが、にこやかに恐ろしいことを言ってるのを見て、僕は神の皮をかぶった、悪魔じゃないのか?と思い・・・


「何言ってるんだよペルン、冗談はよしてくれよー」


そしてゼルが、こぶしをぎゅっと握りながらペルンに近づいて行った。


「おいペルン、わけわかんねーこと言ってんじゃねーぞ、俺たちを消滅させて、生き返らせるだと、そんなことができるわけねーだろ。お前は、バカか!」


といいペルンを殴ろうとした瞬間、またゼルが殴る前に勢いよく飛ばされた・・・

それを見ていたロゼは、あきれたように大きなため息をついた。


「はぁ・・・ゼル、あんたは学習能力が乏しいようね・・・、飽きれて笑いも込み上げてこないわ」


ペルンは笑いながら


「大丈夫?さっきも僕ちんが言ったジェー、ゼルはロゼの言う通り、もっと学習能力をつけないといけないジェー」


ゼルは体を起こしながら


「お前、腹立つんだよー、殴りたくなんだよ、さっきからふざけたことを、好き勝手に言いやがって」


僕はペルンのいってることに動揺しながら質問した。


「ぺルン、もしあなたを信じたら僕たちは助かるんですか?」


ペルンがいきなり上に向かって飛んだ、そして空中で止まり、僕たち3人を見下ろしながら


「僕ちんは、神様ダジェー、僕ちんを信じることのできる者は、絶対に助かるジェー」


僕たちは、飛んだペルンを見て、神様だと確信した。

あの自信と落ち着き、言葉の重み、そして3人はペルンの顔を見た瞬間、操られたかのように、腰を下ろし自然に頭を下げていた、そして3人は言葉を発していた


「ペルン様の仰せのままに」と・・・


そしてペルンが、かっかっかーと笑いながら


「じゃあ今から、お菓子の世界を異空間世界に飛ばすジェー」


といいペルンが指パッチンをした瞬間、お菓子の世界がぱっと消えて、違う異空間世界に、飛ばされた!


その頃


セリスもお菓子の世界にいたから、一緒に飛ばされていた


「あれ?なんか風景が変わったようなー?こんなに暗かったっけ?気のせいかな?はぁ、それにしても少年のところ、まだつかないの??もうやだああああ、疲れたー」


と言った瞬間セリスの前に羽の生えた靴が現れた!


「あわわわわわ、これは、羽シューズだわー。やったー、これがあったら、少年のところまで、ひとっとびだわーー、待っててーーーー、もうすぐ会えるわよーーー、しょーーーねーーーーーん」


と言いながらすごい勢いで少年がいる方向に飛んで行った


そのころ


僕の肉体は、尻尾が生え、羽が生え、角が生え、目が赤くなり、筋肉質で、身長は4メートルぐらいで、人間の原型はなかった


「ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああ

力が力が湧いてくるううううううううううう、誰かを殺したいいいいい

あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あああああああああああああああああああ」


と叫びながら、お菓子の国を破壊していた

するとその願いをお菓子の世界は受け入れたかのように・・・


「あれ?ここはどこだ??俺は確か会社で、いつものように仕事をしていたはずなのに・・・・」


「あれ??私なんでこなところにいるの?スーパーで買い物していたはずなのに」


次々と人間がお菓子の世界に転生されていく


それを見た僕の肉体は、よだれをたらしながら・・・・


「あ゛、人間だあああああああああ、おまえらどこから現れたあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛、そんなことはどうでも良いかぁーちょうど誰かを殺したいところだったんだーちょうど良い。

殺す、お前らを皆殺しだあああああああああああ」


と言い、次々と人間を食べたり、殴ったり、蹴ったり、角でぶっ刺したりどんどん現れてくる人間を殺していく


「何なんだ、あの化け物は・・・」

「やめてええええええええええええええ」

「ぎゃああああああああああああああ」

「きゃああああああああああああああああ」

「ぐふううううううううううう」


お菓子の世界は、悲鳴と血の海でどんどん染まっていくのだった



つづく~

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