現代ヱレミア

a-stone.

第1話 塞いだ耳を

掩耳盗鐘(えんじとうしょう)

ある男が、盗もうとした鐘が大きすぎたので、割って運ぼうと槌で叩いた。

当然、辺りには、鐘の音が鳴り響く。

悪事の露見を恐れたのか、或いは、他の盗人を寄せ付けまいと考えたのか。

鐘の音を人に聞かれまいとしたその男は、自分の耳を塞いで逃げたという。


この故事が書かれたのは、紀元前239年の中国。秦の始皇帝の時代だ。

秦の始皇帝は、中国を初めて統一した人物として有名だが、当時、各地でばらばらだった貨幣を統一したことでも知られている。

古代中国の貨幣と言えば、貝貨(子安貝の貝殻)が知られているが、それらが青銅貨幣へと移行したのが、春秋時代。後の戦国時代には、陶器や漆器、鉄器が主流になり、銅鏡を除く青銅器は、次第に姿を消していく。


そんな時代にあって、男は何故、鐘を盗んだのか。


鐘は、銅と錫(すず)との合金、青銅器である。

男の生涯が、春秋時代にあったかどうかは定かではない。しかし、農具や武具などの、実用性のある青銅器を担保とした物々交換に、青銅貨幣の始まりがある。後に実用性がなくても交換価値が認められた青銅貨幣のように、割れた鐘も、青銅器の価値をもち、現代なら換金にあたる何かと、男は交換したのだろう。


と、男の盗みの理由は単純明快。現代ならば、金銭目的の窃盗である。

が、私が気になっているのは、耳を塞いで逃げたことの方だ。


故事の解釈は、2通りある。


うまく隠したつもりでも、実際には知れ渡っているという解釈。

これは、エピソードを素直に読めば、まさにそのままなので、説明は不要だろう。

耳を塞いだところで、鳴り響いた音を消すことはできないが、それをしてしまう。単純で愚かしい窃盗犯が、男の姿として現れる。


気になるのは、次の解釈である。


良心に背くことをしながらも、敢えて考えないようにするという解釈。

嫌なことから目を背けるという意味では、現実逃避が近いだろうか。

気になるのは、良心に背くことをしながらも、という部分である。


1862年、ヴィクトル・ユーゴーが執筆した大河小説『レ・ミゼラブル』にて、

貧しい家族の為に、窓ガラスを割ってパンを盗む主人公が描かれている。

割れば音が鳴り、ガラスは血痕を残し、十分な証拠によって19年も投獄される。こうした結末まで分かっていたかどうかは定かではない。

しかし、良心に背いた行為という自覚はあっただろう。


止むに止まれぬ理由で盗みを働いた、必死な男の姿が現れる。

後先を考える余裕もなく、生きることに精いっぱいだったのだろうか。



とりとめのない思考は

そこで途切れた。



いつもの時刻に、無機質な機械音で目覚める。

目覚まし時計として使っている、携帯電話のアラームだ。


窓を覆うカーテンから、仄かに光が漏れている。

夢うつつの中に聞こえたのは、新聞配達のエンジン音だ。


他に物音はしない。


次第に形をあらわにする、少し散らかった室内。

積みあがった荷物は、少しも変わらない。


軽くシャワーを浴びて、お決まりの買い置きを飲み込む。

就職祝いの炊飯器が戸棚の奥に眠ったのは、何年前だったか。


ほの暗い小道を抜ければ停留所。変わらない顔ぶれが並んでいる。

静寂を共にする、赤の他人の列。


一切変わらない表情のまま、言葉は交わさない。

私も、同じような顔をしているのだろう。


十数時間後には、向かいの停留所に立っている。

二回目の食事を済ませたら、暗いベッドに倒れ込む。


大きなミスも、成果もなく、繰り返される毎日。


淡々と進む中、上司の叱責が、絶え間なく聞こえる。

今月で何人辞めるだろうか。



気にすることさえ、忘れてしまった。



業務は叱責の中、淡々と進んで行く。

鞄の中で更新された、着信履歴にも気付かないまま。

懐かしい名前が、そこに表示されていた。


「ジン!飯食いに行こうぜ!」


掛け直したのは、ほんの気紛れだ。

終業時の習慣で、点滅していたから画面を開いた。


正城(まさき)と知り合ったのは、高校の時だったか。


競争第一の進学校にあって、数学は壊滅的。

その他の成績は、まあ標準で、史学のみ全国3位というアンバランス。


授業中の不意打ちに即答し、期末テストに設けられたサービス問題(※)に全て正答すると言う、筋金入りの歴史バカである。


(※)救済措置の名目で設けられた、赤点回避用の問題。教師陣の趣味が現れるマイナー問題で、普通の勉強ではまず解けない難問。


本人曰く「勉強しているつもりはない」とのことだったが、趣味の読書が専門書。その知識は玄人裸足で、教師陣の評価は高かった。


話し出すと止まらず、知識に裏付けられた持論をどこまでも展開するので『敬意は払うが鼻につく』と言うのが、仲間内での評価だったが、本人は気にも留めず、どこまでも前向きなまま、大学へと進んで行った。


ジンと言うのは、その頃からの私の呼び名だ。

秦泉寺(じんせんじ)と言うのは、呼びにくいだろうか。


正城とは隣のクラスで、合同授業で知り合った。


その頃の私は、授業進度が合わず、生活リズムを崩して成績全般が下降。得意だった生物にも自信を無くし、進路選択の幅を自ら狭めていた。


方や歴史バカ、方や落ちこぼれ。


全く接点の無さそうな二人であったが、ひょんなことから古典ミステリーで繋がった。その後の進路は別々だが、人生初の趣味仲間であった。



「で、栄転祝いにもらったと」

週末だし時間あるだろと、半ば強引に喫茶店へ。

コーヒーを待つ間に、正城が荷物を紐解いた。


「オニキス(※)だぜ?『最近始めた』って言ってたらこれだよ!」

白と黒のモザイク模様は、間違いなくチェス盤だった。


(※)ガラス状の光沢を放つ石英の一種。ありふれたものではない。


「人に好かれるね、君は…」

高級なそれと、そこに繋がる関係性に、敬意と呆れを込めて返す。

まだあるんだと正城。


「折角だから、これもな!」

「え」


デジタル表示が二つ並んだ、見紛う事なきチェスクロック。


「これって、公式戦のやつじゃないのか…?」

「お、分かってるね!まあ、こっちは自前だけどな?」

「買う気になるのが凄いよ」


拘る性格に、再び敬意と呆れ。

が、薄々予感もしていた。


「一勝負いこうぜ。将棋はやってただろ?」

そう来るんじゃないかと思ったらやはりそうだった。


「将棋は触り程度だし、チェスは本当に素人なんですが」

一応の断りを入れておくが、前向きな正城は止まらない。


「俺も始めたばっかだし、教本もあるからさ!」

それも買ったのかと心の中で思いつつ、この後特に予定もない。

どうやら、断る理由は無いようだ。


「じゃジン、白駒宜しく」


正城は、造作も無く駒を手に取り、配置を始める。

私も倣って手に取れば、程好い重み、深くも手に馴染む造形。仄かな照明に浮かぶそれは、素人目にも、良いものだと分かる。

互いに並べた終わったところで、頼んでいたコーヒーが運ばれた。



「おや、新顔ですね」



喫茶店の片隅で、見かけない二人が机を挟んでいた。


黒い駒を操るのは、やや派手な服装の、清々しく髪を上げた明るい男。

白い駒を操るのは、大人しめな服装の、額を髪で隠した暗い表情の男。


今時、チェスとは珍しい。


対局時計は動いておらず、新しい玩具を楽しんでいるかのようだ。

暫しの沈黙を挟み、二人は一手ずつ進めていく。


チンチンチンチーン


「さっさと持って来いや!あんぷん待たせんだお!」


やれやれ、またいつもの客か。

相変わらず酔っているのか、或いは薬だろうか。呂律が回っていない。


「店長呼べや店長!おえが話したおか!」

「お待たせして、大変申し訳ありません」

「今度遅えたあ、上に話つけんぞ!」


初めて見たときには驚いたが、あんな態度でも、ここが好きなのだろう。


店長のアイコンタクトで、今日も録音を取りやめた。

懐の広さに敬意を払い、お代わりの紅茶を口にする。


黒駒の男は、騒いだ客を一瞥したが、そのまま次の一手を考え始めた。

白駒の男は、盤面を見つめていて、それどころではなさそうだ。


あの客のことで、この店を嫌わないでくれると良いのだが。


そろそろ時間か。


「お待たせ」

「やあ先輩。今日は迷わず来られましたね?」



黒髪の美人が

そこに立っていた。



…あーっもう!


爪先が少しだけ痛い。


…ちょっと気合い入れ過ぎたかしら?

やっぱりあっちの靴にすれば良かったかな。


『どっちの靴でも、アヤさんはアヤさんでしょう?』


そうだけど!そうなんだけどさ!

…倫太くん、もう着いてるよね。


そっとウィンドウから覗いてみる。

…やっぱり。



カランカラン



「いらっしゃいませ。何名様ですか?」

「あの、待ち合わせで…」

「ああ、失礼いたしました。あちらの方ですね」



「お待たせ」

「やあ先輩。今日は迷わず来られましたね?」



この子は…



「んんっ!恵子(あやこ)さん!」

「アヤコさん。今日は迷わず来られましたね?」



くそー棒読みかよ



「この間はたまたまよ、たまたま。倫太くんこそいつも早いよね?」

「数少ない楽しみですから」

「そ?」



嬉しいこと言ってくれるじゃない。流石私の後輩。



「からかうのが」

「おい」



前言撤回。どうしてくれよう…



「今日は新しいお客さんが来ていますよ」

「そうなの?よく見てるわね」

「窓側の席ですよ」

「あらチェス、今時珍しいわね」

「なかなか見ない光景です。貴重ですよ、実際」



他愛の無い話をいくつか重ねて

気が付けばラストオーダー。



「それじゃあ、また」

「明日も会える?」

「迷わなければ?」

「もういいでしょその話は…」



結局掌の上の私。


喫茶店の

夜は更けていく。




「うーん、あそこに打ち込まれると困るんだよな…おぉ、そうきたか!」

私の差し手を見て、正城が言う。


「何だよ急に…試合中は黙るんじゃなかったのか」

私が言うと、正城は答える。


「固いこと言わない言わない。これも含めて楽しみ、みたいな?」

「実力差からして勝てる訳ないだろ、私が…」

「いやいや初心者同士だから!…あ、そこはやめた方が良いと思うよ?」

「やっぱり読めてるじゃないか…」


高校卒業以来の再会で、いきなりのチェス勝負。敵う相手とは思わない。

だが初心者同士、負ける気もしない。


ルーチンワークですり減った頭には、ちょうど良い刺激かも知れない。


普段使わない回路が、急速に加熱する。

止まっていた思考が、取り留めもなく溢れて来る。


この十年で、世の中は大きく変わった。


与えられたノルマをこなし、働けば働くほど儲かったのは、過去の話だ。ただ、その頃の旨みを知っている世代が、今幹部になっている。同じようにやれば儲かるはずだ。できないのは努力が足りないという思考をもっているから、やたらと部下を走らせる。飛び抜けて足の速い奴は、その思考に着いていけるだろうが、大多数はそうではない。下りのエスカレーターを駆け上がるれるのは、ごく限られた特殊な連中だけなのだ。


達成できないノルマを叱責され続け、次第に反論する気力も萎えた。


終身雇用の時代には、窓際族という扱いがあったそうだ。会社の基準から無能と判断された職員に、仕事を与えず座らせていたらしい。窓際族は、欧米ではうらやましがられたが、この国ではそうではない。終身雇用制度が崩れると、追い出し部屋に入れられて退職を迫られたというから、人材よりも利益を重視ししていたことが分かると言うものだ。


既に営業に回った地域をもう一度回ったり、既に契約している相手に再契約を迫ったりしても、数字を上げられる訳じゃない。だが担当地域を回れという。『それで数字を出してきたんだ』と言われれば、やるしかない。


久し振りに頭を使ったからか、とりとめのない思考が浮かんでは消える。

あれか、作家がお風呂やトイレで思いつくというあれだ。


シャワーも億劫になっていたな。

今日もお昼を食べなかった。

いつから掃除をしていない?


早朝に家を出て深夜に帰り、疲れ果てて眠って起きる。

それが当たり前になっていた。



「で、本題なんだが」



唐突に、正城が言った。



「ジン、俺たちのサロンに入らないか?」



久し振りに頭の冴えた私は、間髪を入れず、こう答えた。


「勧誘ならお断りだ」

「まあ、そうなるよな」


一手進める正城の方も、やはり冷静だった。


「お互い高校卒業以来だろう。そんな相手を呼び出して『サロンに入りませんか』なんて、怪しいにも程がある」


「実際俺もそう思うよ。だが、まあ聞け」

正城は私の一手を待ち、自分の手番でこう続けた。


「お前、生物の道は諦めたのか?」

「…いつの話だよ」

一瞬言葉に詰まる。捨て去った欠片が呼び起こされる。


「二年最後の実力テスト。全く無名だった奴がいきなり上位に食い込んだ。

お前だよ、ジン」

「…昔の話だ」

何でそんなことを覚えているんだ。


「俺も数学を捨てた身だ。だから偉そうなことは言えん。

成績を貼り出されるのも好きじゃなかったしな。

だが、俺にとっての衝撃はお前だ。

だから、こんなところで燻っているとは思わなった」


黒駒が一手進む。


「この勝負も半分は口実だ。だが半分はそうじゃない」


深呼吸して、黒駒の利き筋を見定める。

一つだけ隙がある。これは罠か?

視点を相手に切り替える。


将棋なら絶対に敵わない。だがこれはチェスだ。

間駒が無い以上、この一手は有効だ。


「将棋とは勝手が違うな」

正城が少し思案する。そして言う。


「大の大人がこうやって、ひたすらゲームに頭を使う」

半ば勝負を諦めたように、正城は少し離れて盤面を眺める。


「今はどうしても行き詰まり易い。価値観が多様化しているからな。

それに、誰も未来を保障してはくれないから、どうしても一人一人が保身に走り、縮こまってしまう。俺もそうだ。お前だってそうだろう?」

遂に駒を掴み、一手進める。


「だから、こういう時間は貴重だ。何かしても良いし、何もしなくても良い。

ただ話をして、意見を交えて、それぞれの日常に帰る。

サロンはそういう奴らの場所だ」


正城は、もう一度言った。


「ジン、俺たちのサロンに入らないか?」



月明かりが

遥かに灯っていた。



いつもの時刻に、無機質な機械音で目覚める。

目覚まし時計として使っている、携帯電話のアラームだ。


窓を覆うカーテンから、仄かに光が漏れている。

夢うつつの中に聞こえたのは、新聞配達のエンジン音だ。


他に物音はしない。


次第に形をあらわにする、少し散らかった室内。

積みあがった荷物は、少しも変わらない。


軽くシャワーを浴びて、お決まりの買い置きを飲み込む。

就職祝いの炊飯器が戸棚の奥に眠ったのは、何年前だったか。


このままではいけない。


正城に会って、改めて見直せば、結構ひどい散らかりようだ。

サロンの返事は、まだしていないが、とりあえず、部屋を掃除することにした。


思えばこの数年、自分のことを後回しにしてきた。


滅私奉公と言えば聞こえは良いが、

自分の生活もままならない現状は、決して褒められたものではない。


「会社の為に、自分の生活を犠牲にしてきました!」と言ったところで、

「ずぼらなだけじゃないの?」と見られてしまえば、自立した社会人として扱っては貰えない。


言われるままに働いて、理不尽に続く叱責に失意を覚え、何も考えず、ルーチンに陥っていた私。仕事があるだけましかも知れないが、人としてはどうだったのか?


仕事は公事、生活は私事。だから生活は後回し。それでは本末転倒だったのだ。

何故なら私は、生きるために働いているのだから。働くことで生活が立ち行かなくなるのなら、どこか壊れているとしか言いようがない。そんな現実から目を背け、耳を塞ぎ、緩やかに消耗していた。これは命に対する罪悪だ。


凡そ片付いたお昼の少し前、お天気も手伝って、爽やかな風が吹き込む。

窓の向こうを眺める。


花が揺れる。鳥が囀る。青い空に雲が流れる。

忘れていた風景が、全身を染めて行く。

鐘を盗んだ男がどうなったのか、それは誰にも分からない。


一つ分かっているのは、正城のサロンに私が入ったことだ。


サロンなんて言うから、どんな場所かと思えば、

仲間の一人が経営すると言う、小洒落た喫茶店だった。

今は月に数回、お茶を飲んだり、チェスを差したりしている。


仕事の方は、理不尽な叱責こそ相変わらずだが、私自身が切り替えられたためか、雰囲気が和らいだような気がする。


「あれ、何か若返った?」

「若いですから!」


これ位の冗談を交わせる位には。



数日後の週末。



今日は、通算20試合目。勝敗は拮抗している。


カランカラン

「いらっしゃいませ」と店長。

「正城は来てる?」と私。


「今は別の方と対戦していますよ」

「じゃあ少し待たせてもらおうかな」

「ではカウンターへどうぞ」

「ありがとう」


「よう!来たか」と正城。

「どなたかと思えば、あなたでしたか」と、初対面の方。

「ん?どこかでお会いしましたっけ?」と、私。


「閉店前の喫茶店でマナーの悪いお客さんがいました。その時窓側の席でチェスを差してみえましたね。半年ほど前でしたか」

「ほら、奥のテーブルで、待ち合わせかなって言ってた人だよ」

「ああ、あの時の…正城、知り合いなの?」

「サロン決めるのに、喫茶店巡りしてたら、ちょくちょく被ったんだよ、店が」

「紅茶好きですし、新しいお店だとアヤコさん、楽しいですからね」

「で、ここのお茶気に入ったんだって。良かったな座嘉比(ざかび)!」

「恐れ入ります。…店長って言ってくださいよ正城さん」

「あれ、正城詰められてるの?」

「飲み込み早いんだよこの人…」

「そうだ。前回行った喫茶店で、地域のコンサートやるんですよ。

ご高齢の方もみえて、ボードゲームがお好きなようですよ?」

「おぉ!そっちにも顔出すかな!」

「正城、詰んでるよ?」

「あ!?」


日常から離れたような、町はずれの喫茶店。

穏やかな笑い声で、休日が満たされて行く。




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