〇月9日(金) 記録者:海塚 琴音

 今日は風が強く、雲が流れるように走っていた。天気は崩れず。

出来事としても特筆すべきことはなく無事に学校生活を過ごすことができた。


 萠、私がお昼に櫛見君を待っているのはこの活動に関する話がある時だけです。

変な噂が立つのは仕方がないにしても、それを助長するような発言はやめて。


 櫛見君、連絡ありがとう。まぁ井上さんは昔からのことだし期待はしていないわ。

それに、あのくらいなら確かにいつものことではあるしね。


 光里さん。だからと言って屋根の上を走らないで。

 あなたなら素手で囁魔だろうと何とかできるのかもしれないけど、派手過ぎる。

 もっと格闘が必要そうな相手の時にしてください。あと、スカートの時はお願いですからやめてください。


 灯里さん。確かに、私たちはこの地に根ざすものとして当然の活動をしているのだから、報酬や評価を主張してはいけない。私たちはやれるだけやって、評価を貰えれば、その気持ちを頂く。そういうスタンスで行きましょう。

 確かに思っていたより事件が少ないけど、でもあなたに言われると少し怖いわね。


・本日の活動記録。

これまでのルートと印から、大まかな警戒ルートを決めました。

以後、何人かで分かれてそれらのルートを回るのを活動項目として設けようと考えています。


人員として、戦闘可能なメンバーは分けたいのですが、光里さんは櫛見君と離れても力の発揮は可能でしょうか。

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