第1105話 『ディヴェルティメント変ロ長調 K.287』 モーツァルト
1777年6月。ザルツブルク時代の傑作のひとつ。
なかなか、大規模で、全体は6つの楽章があります。
第2楽章は、変奏曲で、主題は民謡『それゆけ、ぼくは、ハンス、のんきもの』から取られたんだとか。(アニメの題みたい。)
しかし、この旋律、なんだか懐かしく、たしか、NHKのなにかの音楽番組のテーマだったような気がしますが、確認しておりません。
『ロードロン・セレナード Ⅱ』とも言われます。ロードロン伯爵のお名前からそう呼ばれるとのことで、1番は、K.247のディヴェルティメント。それは、次回にしましょう。はい。
のんびりと、憩いを与えてくれます、たいへんに贅沢な音楽で、当時もさっそく賞賛されたようであります。
1781年には、辛抱強くモーツァルトさんと話し合っていた大司教さんの部下、アルコ伯爵が、生意気なモーツァルトさんに、とうとう切れてしまい、モーツァルトさん、蹴っ飛ばされて、解雇を認められ、正式に、ザルツブルクから出てゆきましたような。
こうしたあたり、現在の労働環境からすると、なかなか、奇々怪々なような。
今は、辞職したい人を、慰留はできても、強制的に縛ることはできません。
やましんは、病気でもあり、一切、慰留はありませんで、すんなりゆきました。解釈の違いはあったかも。
まあ、しかし、このような音楽を書ける若者を、生意気とはいえ、手放すのは、大司教さまには、まさしく得ではないでしょうけれど、まあ、やはり未来を封殺してはだめですよね。だから、解雇して良かったんではないですか。ご本人も、望んでいたらしいし。
歴史は、人生は、やり直し、なし。
でも、モーツァルトさまの最後は、やはり、謎です。
いまだに、どこに、最終的に葬られたかは、判然としないようであります。
有力者の知り合いがあったにも関わらずです。
奥さんさえ、埋葬には立ち会わなかったのは、いかにも、不思議。不自然。
その作品の多くが、後世に引き継がれているだけに、さらに、ふに落ちません。
その程度にしか、見られてなかったのか?
陰謀が、あったのか?
諸説あり。
😭😭😭😭😭😭😭😭 うつ ✝️ うつ 😭😭😭😭😭😭😭😭😭
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