第1088話 『チェロ・ソナタハ長調』 カゼッラ


 アルフレド・カゼッラ先生(1883~1947)、お久しぶりです。


 カゼッラ先生は、ピアノ作品の校定に名声があり、現代まで使われているとか、また、ヴィヴァルディさまを復活させた功績は、大変大きかったようでありまして、やましんも、合唱団で歌ったことがある、ヴィヴァルディさまの『グローリア』あたりも、カゼッラ先生がいたお陰で、世の中に甦ったようであります。


 作曲家としても、多方面に活躍し、交響曲、協奏曲、管弦楽曲、室内楽、歌曲、たくさんあるようです。


 ただ、日本で、現在、一般的に良く聴かれてるのか、となると、そうではないかも。


 『狂詩曲 イタリア』あたりは、わりに、聴かれているような。


 こちら、『チェロ・ソナタハ長調』は、1927年の作品みたいです。


 プレリュード、ブーレー、ラルゴ、ロンド、によって成り立ちます。


 基本的に、古典的な雰囲気があり、聴きやすい音楽であります。


 まず、冒頭部分、やや長めのピアノのソロから、チェロが現れるあたり、なかなか、かっこいいです。


 音の広がりや深さがすごくあって、協奏曲みたいな大きさがあります。


 聴いているのは、DUCALEのCD。(CDL 028)


 カゼッラ先生は、第一次大戦から、第二次大戦時代の、イタリア音楽の大物さまでありますが、大戦時代には、ムッソリーニさんとのお付き合いがあったらしく、ファシズムに協力した側面もありながら、一方で、シェーンベルクさまを、1937年のヴェネチア音楽祭で紹介したりもしていたようで、イタリアにおける、フルトヴェングラーさま的なところも、あるのかもしれず、簡単には、やましんなどが、どうこう、言えないようであります。


 そこは、うつうつの、範囲外という訳です。


 


◇◇◇◇◇◇◇◇ うつ 🍷 うつ ◇◇◇◇◇◇◇◇


 


 



 

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