第1070話 『アダージョとアレグロ 作品70』 シューマン


 本来は、ホルンとピアノ。


 今聴いてるのは、ヴラトコヴィチさまのホルン。


 さっき聴いたのは、マイスキーさまのチェロバージョン。


 ホルンだと、後半は、神業的な雰囲気になります。


 10分かからない、あっさり聴くことができる、いかにも、シューマン先生(1810~1856)らしい、ロマンチックな良い音楽です。ピアノの方にも、美味しいモティーフがいっぱい。


 昼はホルン。夜は、チェロでいかが?


 こうした、『⚪⚪と◻️⚪◻️』、という題名は、器楽曲にはよく見かけます。


 大概、前半がゆっくり唄い、後半は、超絶技巧の披露となりますような。


 こうした作品は、協奏曲や、ソナタほど大規模ではない、ちょっと聴衆の、じゅわじゅわ感と、スリルを誘う、ショウピースなレパートリーに、たいへん有益になります。


 しかし、クラシック音楽にあまり親しみのない一般の方には、『なんだそりゃ』に成りやすい。


 やはり、『愛のグルコサミン』とか、『舘山慕情』とか、そういう題名の方が、普通みたいです。


 1849年の作品。 



◇◇◇◇◇◇◇◇  うつ 💊 うつ ◇◇◇◇◇◇◇◇


 

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