第1005話 『弦楽四重奏曲ヘ長調 K.590』 モーツァルト


 『プロシア王』弦楽四重奏曲の3番目で最後になった作品。


 1790年6月の作品。


プロイセンの国王、フリードリヒ・ヴィルヘルム2世からの要請で書かれ、本来6曲セットになるはずだったけれど、みっつでおしまいになったと言われてきました。


 モーツァルト先生は、当時、奥様のコンスタンツェさまの湯治などの治療費のためにお金が必要だったようで、もし、国王からの正式な依頼ならば、そのお金が入る絶好のチャンスなはずです。


 なぜ、手こずったのでしょうか。


 弦楽四重奏曲は、作曲家さまには、なかなか、神経をすり減らすようなやっかいなお仕事であるとは聞きます。


 さすがの、モーツァルト先生が、なにかの理由で、気が進まなかったのか?


 なんて、推測でオカルト的なことを言ってはなりませんね。


 やましんの手元の資料は、どれも、いささか古くはなっていて、どれも、国王さまから依頼されたこと自体については、特に疑問を呈してはいません。


 でも、王さまがわの資料がないなど、なんか話が変、という研究者さまもあるようですが、このあたりは、うつうつの範囲は越えるものの、興味深いので、調査。


 で、音楽は、落ち着いた、高貴な作品であります。


 ちょと、しろとには、噛みにくいかもしれないですが、第2楽章あたりは、なかなか『うつうつ』で、聞かせます。


 亡くなる前の年の作品で、大先輩ハイドン先生が、ロンドンに渡り、モーツァルト先生も誘われたけど、乗らなかった。


 ハイドン先生が、帰ってきたら、モーツァルト先生は、亡くなった後でありました。



・・・・・・・・・・ うつ ☁️☁️☀️ うつ 

・・・・・・・・・・

 

 

 


 

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る