第990話 『ヴァイオリン・ソナタ』 ラヴェル


 ラヴェル先生(1875~1937)が、1927年に完成した作品。


 シンプルで、同時に複雑な、ラヴェル先生にしか書けない音楽。


 第1楽章は、なかなか、じゅわじゅわで、いささか、古典的、うつうつな面を見せたりもしますが、第2楽章では、ジャズ的な要素を取り入れたりします。


 まだ、クラシックにジャズの導入は、珍しかったかもしれないです。


 ただ、これも、かなり複雑怪奇な音楽で、なかなか、やましんあたりは、付いて行くのが大変だあ。


 ラヴェル先生の、前衛的な、しかし、ラヴェル先生印の音楽からは外れてはいない、恐るべき音楽。


 第3楽章は、どことなく、ショスタコーヴィチ先生の『ヴァイオリン協奏曲第1番』(1948)の乗りに、なぜか、近い感じあり。


 もちろん、ラヴェル先生がだいぶ早い時期。


 演奏は、すっごく、難しそう。


 ぜひ、聴くべき、傑作。


 ドビュッシー先生(1862~1918)のヴァイオリン・ソナタ(1917)も、いっしょに、是非どうぞ。


 やましんが、いま、聴いているのは、竹澤恭子さまの録音です。(RCA BVCC-613)


 


・・・・・・・・・・ うつ 🎷 うつ ・・・・・・・・・・ 


 


 


 


 

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る