第987話 『歌劇《どろぼうかささぎ》序曲』 ロッシーニ
たいへんに人気がある序曲です。
『うつうつ』じゃないだろ。
と、いうのは、確かにそうなんですが、明るい雰囲気も、癒しには違いない。
しかし、これ、内容的には、悪代官さまに庶民がいじめられる。
恋人に悪代官が横恋慕し、片方を牢屋に放り込んでしまう。
しかも、銀の食器を盗んだとかで、死刑になりかける。
当時、こうした筋書きは、流行ったものだったようです。
そう言えば、ベートーベン先生の『フィデリオ』にも、似た筋がありますな。
牢屋が登場するオペラ、オペレッタは色々ありますね。
なかには、『こうもり』みたいに、喜劇仕立てもありますが。
日常のとなりにありながら、別世界を構成する訳で、権力の象徴でもあります。
しかし、この作品では、真犯人が意外な者だったということになりまして、新機軸を打ち出したわけです。
やましん、ロッシーニ先生は、あまりお付き合いしませんが、それは、やはり、歌劇という存在は、序曲以外は、お付き合いしにくい、という事情があります。
手間や、お金がかかり、言葉の問題もあり、なかなか、大変だから。
・・・・・・・・・・ うつ 🐥 うつ ・・・・・・・・・・
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