第975話 『《歌劇パレストリーナ》第1幕への前奏曲』 プフィッツナー


 なんだか、悲しい、寂しい、侘しい。


 たしかに、美しいとも、言えます。


 あたまから、8分ちょっとかかるこれを聴いたら、やましんなんか、もう、元気喪失。


 聴いてるのは、フルトヴェングラーさま指揮による1949年のライヴ。(6月10日……国内 キングレコード KICC 935/6)


 すでに、戦後。


 録音は、良いです。


 戦時中以降、ドイツの録音テクニックは、大変に優れていたようです。


 それにしても、あまりに、自分を見ているみたいで、これは、ちと、つらいなあ。


 『うつうつ』そのもの。


 第2幕への前奏曲は、もっと、火を吹くような音楽です。


 歌劇自体は、聴いておりません。


 プフィッツナー先生(1869~1949)は、たいへん有名ですが、音楽は、最近いまいち、流行らないみたいで、お気の毒なかんじもあり。


 録音は、プフィッツナー先生が亡くなった、5月22日の直後で、そこらあたりも、あったかなあ。


 プフィッツナー先生は、社会的になかなか難しい問題を主張していた方で、そういう点も、人気を落とした理由らしいとかも………


 『うつうつ』では、そこは、考慮できません。




・・・・・・・・・・ うつ  😭  うつ ・・・・・・・・・・

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