第961話 『チェロ・ソナタ第1番ニ短調作品18』 アントン・ルービンステイン
アントン・ルービンステイン先生(1829~1894)は、ロマン派時代には欠かせない大物なのであります。
チャイコフスキーさまなどといっしょに、エジソンシリンダーに録音したことから、ピアニストとしての演奏ではなくて、声が残っています。
ただし、これ、しろとには、どれがだれかなんて、わからないです。
チャイコフスキーさまのピアノ協奏曲第1番を拒否したとされるのは、弟さんの、ニコライさま。
ときに、『ねこふんじゃった』の曲は、アントンさま、または、ニコライさまが作曲したという説もあるようですが、どうやら、信憑性は高くないような。
やましんの手元には、むかし買った、正体不明な『のみのワルツ』(フロウワルツ)、F.ロウ作曲、という、解説もなにもない、なにやら、ロウ管録音しようとしているような絵が描いてあるだけのCDがありました。
でも、これ、音は良いので、ピアノ・ロール(自動演奏ピアノ)かしら、と、思ったりしましたが。この、F.ロウというかたは、実在が確認できないから、一種のジョークではないかと言われるようです。
作曲家としても、とてつもない多作で、しかも大作の作曲家さまでありましたが、現在まだ、復興途上という感じで、一部を除き、あまり、普段、一般的によく聴かれる状況ではない様子です。
ロシアの作曲家さまとしては、中央ヨーロッパ寄りの作風です。
こちら、チェロ・ソナタ第1番ですが、たいへんに、すっきり、さわやか、やや控えめ、という、やましん好みの良い音楽です。
第2楽章も、じっつに、良い❗
深夜に、ひとり、静かに聴くには、最適な感じなんです。
なんか、ふかい。
チェロは、わりに、低いところにいる場合が多い感じですが、この、多少、強いたげられてるような主人公がステキ。
やましん、ちょっと、ひねてますからね。
アントンさまのお写真を見ますと、たしかに、ベートーベン先生に似てるようで、実際に、当時、似ていると言われていたということですから、間違いなく似ていたのでしょう。
どこか、新撰組副長さまにも、似ているような。
・・・・・・・・・・ うつ
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