第953話 『ブルレスケ』 リヒャルト・シュトラウス
リヒャルト・シュトラウス先生が(1864~1949)まだ、お若い時代の作品。(1886年)
事実上の『ピアノ協奏曲』ですが、『ティンパニ協奏曲』と言ってもよいような。
頭から、ティンパニのソロで始まります。
なかなか、最初、ユーモラスな雰囲気があるのは、題名そのものな訳みたいで、さらに、ピアノのソロは、大変な技巧を要求される難曲として知られるとのこと。
献呈された、上司でもあったらしい、ビューロー先生は、難しすぎると言って、演奏しなかったらしい。
ビューロー先生は、近代指揮者の草分け。
で、初演を弾いたのは、ダルベール先生であったそうです。
ダルベール先生は、歌劇『低地』でも名高い作曲家でもありました。
どちらも、大物です。
初演のソリストは、たった一回のチャンスしかないので、だいたい、有名な方の作品なら、やりたがられるものですが、もう少しあとで、リヒャ・シュト先生が大家と認定されたあとなら、ちょっと、違ったかも。
難しすぎるとの言い分は、そのまま、受け取ってよいのかは、やましんには、不明。
でも、大家なのに、名高い作品なのに、初演までに作曲家と、ソリスト側が、なにやら、もめたりした例は、ないわけではなくて(まま、あるような。)、例えば有名な話しでは、チャイコフスキー先生が、二つ抱えています。『ピアノ協奏曲第1番』と、『ヴァイオリン協奏曲』。どっちも、いまや、最大の人気曲ですが、最初、名人さまから、難癖つけられ、蹴飛ばされたような。
難しすぎると言ったり、ま、いろいろあったようですが、あとから、やっぱり、謝って、演奏もしたという、お話もあり、つまり、演奏できないわけではなかったわけ。
シューマン先生の、『ヴァイオリン協奏曲』は、ヨアヒム先生に託されましたが、なぜか、ヨアヒム先生、生きている間には、練習はしたらしいけど、公開演奏しなかった。
奥さまのクララさまは、『あなたの好きなように変えて良いから。』とまで、言ったらしい。
一方、クララさまが、公開しないで欲しいと、言ったという、話しもあるようで、ちょっと、謎。
発見と、初演(録音がある!)には、オカルト的なお話やら、ナチスがからんだ生臭い話や、いろいろありますが、やましんは、曲自体は大好きです。
大好きと言えば、シベリウス先生の『ヴァイオリン協奏曲』も、すったもんだしたようですが、これは、どうやら、しべ先生側に、金銭的な焦りがあって、まずくなったみたい。
リヒャ・シュト先生も、指揮者として、関係者でした。
まあ、よのなか、なかなか、色々あるわけですね。
さて、で、作品自体は、うつうつ、という、わけでもないですが、いや、なかなか、スリルがあって、愉しいです。さいきん『うきうき』は、休業中。
やましんが、きいてるのは、ちょっと古い録音ですが、マルコム・フレイジャーさまのソロ。指揮が、ルドルフ・ケンペさま。
・・・・・・・・・・ うつ 🙍⤵️ うつ
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