第913話 『交響曲ハ長調』 デュカ(ス)


 1896年に作曲された交響曲です。


 聴く範囲で感じる音楽の在り方は、祖先は、ビゼーさまの『交響曲ハ長調』(とくに、冒頭部附近)。


 そうして、フランクさまや、ダンディさま、ショーソンさまの『交響曲』とは、大変に近い位置にあります。


 サン=サーンスさまは、ちょと、違う(独自の)位置にありそう。


 もちろん、デユカ(ス)先生(1865~1935 フランス)のことですから、一切の妥協なしのびっちりと詰まった印象です。


 頭の先から、しっぽの先まで、美味しいあんこがばっちり埋まっているたい焼きみたい。


 3楽章形式です。


 第2楽章は、なかなかのじゅわじゅわ感もあり、奥の深いよい音楽。


 両端楽章は、あえて言えば、『うきうき』気分が強いです。


 非常に印象的なモティーフが、爆発します。



 お名前の『S』を発音するのかどうかについては、両方の意見があるようです。


 まあ、作曲家さまとしては、あまり紛らわしい例もなさそうで、どちらでも、通じる感じではあります。


 そりゃあもう、『魔法使いの弟子』が、一番人気なのは、変わらないでしょう。

 

  



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