第869話 『和声と創意への試み 先品8』 ヴィヴァルディ

 もちろん、よくご存じの皆様には、釈迦に説教(説法か) です。


 あら、と、お思いのかたには、多少、意地がわるいかもしれませんが、中学生時代を思い出していただければ。


 この作品集は、全体12曲から成り立ちます。


 第1番から第4番までは、それぞれに、春、夏、秋、冬、と題されておりまして、ここを取り出したのが、名高い『四季』であります。


 なので、やましんもそうですが、いつも、その先まで全部聴くことは、たぶん、あまり無いです。時間もかかりますから、お忙しい方には、難しい。


 もちろん、分割聴き、という手はありますが、CD2枚になります。


 しかし、たとえば、第7番ニ短調の第2楽章なんて、泣かされます。


 ヴィヴァルディ先生(1678~1741)の作品は、たくさん残っていますが、大バッハさまとか、ヘンデルさまに対して、ちょっと、軽く見られているかも?


 声楽作品にも、非常に優れた作品がありますが、このあたりは、日本では、専門家と、合唱をするかたや、マニアの方は、いつも別として、あまり親しまれているとは言えそうにないですか。たぶん。


 『四季』も、有名になったのは、イ・ムジチ合奏団のレコードが出てからだったようです。


 もちろん、それ以前の録音もありましたが。


 やましんが聴いている全曲盤も、1988年の、イ・ムジチ合奏団による録音です。


 イ・ムジチ合奏団さまは、『四季』を6回録音しているようです。


 最初の録音は、1959年であったとのことで、このときのヴァイオリン・ソロは、フェリックス・アーヨさまでありました。


 手元にあるCDは、アゴスティーニさまのソロであります。


 イ・ムジチ合奏団の『四季』は、たぶん、いわゆる、クラシック音楽では、破格のヒットになった録音たちです。


 そういえば、冬のオリンピックで、フィギアスケートのバック音楽になった曲には、ヒットになった曲がありましたね。


 プッチーニさまの、『誰も寝てはならない。』とか。


 たしかに、オリンピックの影響力は大きいわけです。


 この、作品8は、1725年に、アムステルダムの業者さまにより、出版された由。


 手元の、日本史年表をみると、1726年に、将軍吉宗さまが、オランダの洋楽演奏を聞いたと、あります。


 何を聞いたのかは、調べがついておりませんが、つまり、ヴィヴァルディ先生の時代なわけです。


 


・・・・・・・・・・ うつ 🌸 うつ ・・・・・・・・・・

 


 


 


 


 


 


 


 

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る