第864話 『クラリネット・ソナタヘ短調作品120-1 &変ホ長調作品120-2』 ブラームス

 ブラームス先生(1833~1897)最晩年の傑作。


 1894年に作曲された作品。


 しかし、晩年、といいましても、まだ、まだ、60歳をちょっと越えたところでありまして、いまのやましんより、若い!


 まあ、時代が違うと言えば、それまでですが、あまり、晩年の作品、と、強調したくはないのです。


 やましんと、ブラームス先生を比較できる訳もないですけれど。


 野望とか、魂胆とかは、さっぱり感じられない、ひたすら、クラリネットと音楽に没頭しているみたいに思われます。


 第1番は4楽章。第2番は3楽章。


 あの、ひたすらくらーい、『クラリネット5重奏曲作品115』は、まだ、たくさん、涙がある作品でしたが、こちらは、上澄みみたいなものかしら。


 モーツァルト先生も、最晩年、亡くなる2ヶ月くらいまえに、『クラリネット協奏曲イ長調』を書いておりますが、これは、孤高の傑作。


 クラリネットという楽器は、たいへん、深淵な音が出せる楽器です。


 なお、この作品は、ヴィオラで演奏されることがあります。


 これも、なかなか、渋いです。



・・・・・・・・うつ 😭 うつ ・・・・・・・


 



 

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