第814話 『羊飼いの少女の日曜日』 オーレ・ブル

 生前は、パガニーニさまにも、匹敵するような人気、実力がありましたそうで、その活躍は、アメリカ合衆国にまで及びました。


 かなりの、財を成したとのこと。


 オーレ・ブル先生(1810~1880)


 ノルウェー、ベルゲンの出身ですが、当時は、スウェーデン支配下だったと。


 作曲家としての作品は、専門家と特定のマニアさま以外には、あまり知られていないかもしれませんが、たぶん、この作品が一番人気作品。


 北欧のハイフェッツとも呼ばれる、現代の大ヴァイオリニスト、アルヴェ・テレフセンさまが、ブル先生の作品を、一枚にぎっしり詰めたCDがあります。(ノルウェー、シマックス psc-1261X)


 テレフセンさまの実演は、一回だけ聴いたことがあります。


 ショスタコーヴィチさまの、『第1番』だったような。(とてつもない、難曲ですが、シベリウスさまの作品とならぶ、20世紀の傑作ヴァイオリン協奏曲です。)


 なんともいえない、のんびりとした、じゅわじゅわ作品。


 もともとは、歌曲だったようですが、ヴァイオリンなどに編曲されて、わりに良く演奏されるようです。


 短い曲ですが、たいへんに、癒し効果あり。(個人差あります。)


 後輩のグリーグ先生の先駆けみたいな作品です。


 グリーグ先生に、音楽の道を進ませる後押しもしたようです。



・・・・・・・・うつ  🐏 うつ・・・・・・・・・

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