第792話 『結婚行進曲』 クーラ

 トイヴォ・クーラ先生(1883~1918)は、エルンスト・ミエルク先生(1877~1899)とともに、シベリウス先生のさらに先、(あるいは、違う方向での……)を行く可能性があった天才さんでしたが、ミエルクさまは、病気で、そして、クーラさまは、内戦時代の時期に、たしか、ホテルの宴会で、士官と喧嘩になり、拳銃で射殺されてしまいました。


 室内楽の大曲、ピアノの作品など、残された曲はそれなりにありますが、まだ、これから、という35歳で止まりました。


 この作品は、作品3の2とされる小品ですが、おそらく、知人の結婚祝いにかかれたのだろうということです。(『フィンランドピアノ名曲コレクション』ピアノ、舘野泉さま。の解説など参照)


 フィンランドでは、たいへん、よく知られる作品だそうですが、日本で聞いても、じっつに

魅力的。


 とくに、中間部は、もう、泣きます。


 癒し度かなり高し。(個人差あります。)


 なお、管弦楽バージョンも、あります。(『フィンランドの管弦楽』フィンランディア FACD 906 など。)


 ついでに、フィンランドの結婚行進曲ならば、メラルティン先生(1875~1937)の『いばら姫』の『結婚行進曲』も名高いところ。これも、楽しく泣かせます。




・・・・・・・・・うつ  😭 😭 うつ・・・・・・・・

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