第726話 『交響曲変ホ長調作品14』 ルーベン・リリエフォシュ

 ルーベン・リリエフォシュ先生(1871~1936 スウェーデン)は、あまり、本国でも、注目される存在にはなっていないようです。


 録音に、恵まれていないせい、なのかもしれません。


 1871年、9月30日、ウプサラ生まれ。


 1936年3月4日、ウプサラで、没。


 いまからみれば、長生きとは言えません。


 しかし、なかなか、立派な経歴があり、オルガニストとして活躍し、1908年には、スウェーデン音楽アカデミーの会員に選ばれ、勲章も受けたようなので、それなりの方だったに違いありません。


 現代にあって活躍している、マッツ・リリエフォシュさまは、お孫さんらしい。


 聴いてるCDは、この方の指揮によるものです。(スウェーデン、スターリングCDS-1017-2)


 で、この交響曲、ちょうど良いくらいのサイズに収まっていて、無駄なところがない、良くまとまった交響曲です。


 それなりに、民族的な色彩を持ち、聞きやすい旋律を擁する音楽。


 ただし、保守的といわれれば、まあ、そうなんでしょう。


 1906年に完成された作品で、このかた、唯一の交響曲。


 第2楽章が、なかなか、じゅわじゅわで、癒し効果ありとみました。(個人差あります。)

 

 なんだか、大変に深いところを感じさせる音楽です。


 第3楽章から、終楽章も、こちらは、ウキウキする音楽で、楽しいです。


 たとえば、アマチュアの星で、アメリカのコンクールで優勝したことで、結構、有名になっている、20年ほどあとの、アッテベリ先生の、『交響曲第6番』にたいして、質が悪いか、といえば、なるほど、アッテベリ先生は、アマチュア離れした個性があるのですが、そこは、プロフェッショナルですから、やりすぎとかがないぶん、大人しい感じに、なるのかな。


 しかし、モダニズムが席巻してゆく時代にあっても、ロマンチックな交響曲を生産し続けた、スウェーデンの音楽界は、なかなか、見上げたもんだ。


 その後の、多くのモダニズムの、伝統への回帰を考えれば、そうした気がいたします。


 とは、やましんの、かってな感想。


 念のため、やましんは、へんな音楽も、好きです。


 なにが、へんなのか。


 そこが、問題ですね。


 年末に来て、どうも、体調が安定しません。


 困ったなあ。


 あたま、悪いし。(そら、昔からだろ。)




・・・・・・・・・うつ  ✴️ ✴️ ✴️ うつ・・・・・・・・・・


 

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