第697話 『ヴァイオリンとチェロのためのグランド・デュオ 《ミューズと詩人》作品132』 サン=サーンス

 なんだか、よく分からないけど、じゅわじゅわな作品。


 サン=サン先生、75歳の作品だそうです。


 初演は、1910年6月7日、ロンドンにて。


 休暇で、エジプト滞在中に、書いたらしいです。


 支援者だった、マダム・ヘンリー・カルエさまの追悼の意味もあり、また、この二つの楽器のための作品を、もともと企画していたようです。


 ブラームス先生に、同種の巨大な作品がありますから、なんらかの趣旨はあったのでありましょう。


 しかし、こちらは、小さな『協奏曲』という雰囲気でありますが、わりと、親しく語り合う感じで、丁々発止というのではありません。


 だいたい、人間、歳をとると、しぶく、難しくなるもののようですが、サン=サン先生は、もともと、あまり、人当たりが良い方でもなかったようです。

  

 それにしては、わりと、ひとなつっこい、感じであります。


 やましんが聴いているのは、CALAレーベルから出ていたCDです。


 第3交響曲がメインなんでしょうけれど、『死の舞踏』の声楽バージョンや、歌劇『黄色の女王』序曲、なども入ってる、たいへん、楽しいCDでした。(うつうつに、入れましたけど。)



・・・・・・うつ  😱 うつ ・・・・・・




 


 

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