第585話 『ピアノ協奏曲第4番ト長調作品58(ピアノ六重奏バージョン)』 ベートーベン

 これは、ハンス=ヴェルナー・キューテンさまと言う方により編曲されたものを、再構成したものと言うことで、かつて、1997年に、ロバート・レヴィンさまにより、録音されたCDであります。


 もともと、第4番は、室内楽的なたたずまいがある作品で、ベートーベン先生のピアノ協奏曲にあって、第5番とともに、東西両横綱をはる作品です。


 豪快で、巨大な第5番に対して、静かで、ファンタジックな音楽でありまして、まさに、巨人対人間、みたいなシチュエーションでありますが、まったく、優劣付けがたいわけでありまして、最終的には、好き嫌いで、決着させるか、引き分け優勝にするか、で、あります。


 そこに、この、室内楽バージョンが入り込んでゆくと、さて、どうなるか?


 おもしろくなりますな。


 『うつうつ』では、その、背景や、勝負の行方は、まあ、どちらでも良いのですが、さすがに、管楽器が入らないですから、例えば第3楽章の、ファンファーレは、弦楽で鳴らすわけですから、多少、ずっこける。


 でも、悪くはないです。


 いくらか、腕のたつ奏者ならば、十分音楽の姿を伝えうるでありましょう。

 

 この、編曲には、ロプコヴィッツ侯爵の、室内楽版が好き❗という性格が働いていたようでありますが、それは、『うつうつ』の領域を超えますので、よろしければ、CDの解説書をどうぞ。


 あたまの、ばらばらばらあ〰️〰️〰️〰️〰️。


 と、ピアノが、アルペジオぎみに入ってくるあたりから、たいへん、ファンタジーであります。


 やましんは、この『ピアノ協奏曲第4番』は、大好物なのでございます。はい。

   

 生きてる間に、再び、実演を聞くことができるか?(学生時代に、一回聞いております。)


 むむむむむ。


 あんた、演奏会に、ゆかなきゃ、いつまで待っても、聞くことは、叶いませぬぞ❗







・・・・・・・うつ  🌃✨ うつ・・・・・・・・・・・・・・・ 

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