第579話 『ブリッグの市』 ディーリアス
もともと、イギリスは(この言い方は、どうやら、いま、日本でしか通じないらしい。イギリス人には、そもそも通じないとか。)、ノース・リンカンシゃーの、ブリッグの市場で、パーシー・グレインジャー先生(1882~1961。昔のお人みたいな感じですが、亡くなるころには、やましんは、生まれてしまっていたのだ!)が、民謡歌手様(ジョゼフ・テイラーさま)が歌う調べを記録して合唱曲にしていたものを、ディ-リアス先生(1862~1934)が注目し、許可をもらって管弦楽曲に仕立て上げたものだそうであります。(録音が残ってるんだとか。)
ちなみに、グレインジャー先生は、作曲家でピアニストさんで、ノルウェーで晩年のグリーグ先生(1843~1907)に会い、たいへん感銘を受け、一緒に演奏旅行に出ようと言っていた矢先、グリ先生が他界してしまったのであります。
グリーグ先生のピアノ協奏曲をさかんに演奏し、世に知らしめた功績あり。(たしか、むかし、CDがあったような?)
元の歌詞は、恋の歌だとは思いますが、英語力がほぼ0に近いやましんには、なかなか難解だ。
ディーリアス先生版の冒頭部分などは、日本人好きするもので、音階的におそらく、よなぬき加減になってるうえに、編曲自体が日本的と言っても、よいくらいです。
そのあと、元歌が、変奏されて行きまして、じゅわ~~~~っと、盛り上がったりもする、でも、最後は、いつのまにか、市場の中から、ぷいと、いなくなってしまう、いかにも、ディーリアス先生らしい音楽。
16分くらいはかかる、けっこう大規模な作品になっておりますが、専門家のかたとマニアの方以外は、あまり難しく考えないで、じわっと聞くと、たいへんよい癒し効果が期待できます。(個人差あります。)
グレインジャー先生は、歴史上の3大作曲家に、ディーリアス先生を入れていたんだそうでありまして、たいへん、お気に入りだったようです。
1907年に書かれ、1908年に初演されたとのことです。
寝られない昼間や、寝られない夜間には、最適かと。
このあたりも、北欧とともに行ってみたいけど、こうなると、宝くじに当たったって、なおさら無理。
『やましんの はかない夢をもくだく ころなさん』
💔
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