第529話 『クラリネット・ソナタ 変ホ長調』 メンデルスゾーン

 ついでに、もうひとつ、メンデルスゾーン先生。


 これも、1824年の作品でありますそうな。


 つまり、15才くらい。


 この曲なども、書いた年齢は、気にしないほうが、良さそうです。


 とくに、第2楽章は、信じがたい、崇高なまでの、じゅわじゅわ音楽であり、癒し度も、非常にたかいです。(まあ。個人差はあります。)


 これが、泣けずにいられるでしょうか。


 いったい、どこから、やってくる。


 あのやまこえてうみこえて、はるかな、うちゅうから、やってくる。


 この国は、20才で成人という、社会的ルールが長くあり(最近は、だれかの都合のよいとこだけ(?)、18才にしたりしてますが。)ますが、メンデルスゾーン先生の時代は、まだ、子供の世界とか、その意味とかは、いまいち、はっきりさせてない時代。


 フレーベルさまの、最初の『幼稚園』ができたのは、1837年でありますし、お金持ち家庭の、メンデルスゾーン先生は、家庭教師による個人教育が主体で、その上で、ベルリン大学で学んだりしたようです。


 モーツァルト先生も、学校に通ったという話は聞かないです。


 しかし、モーツァルト先生は、いわば、児童労働みたいな感じもしますが、メンデルスゾーン先生は、経済的には豊かだったので、そうしたわけではないような。


 ただ、社会的差別は、あったようです。


 ゲーテ先生は、メンデルスゾーン先生をお気に入りだったらしく、また、少年期の、モーツァルト先生をも、直に見ていたうえで、メンデルスゾーン先生にくらべたら、幼児みたいなものだ、とか、おっしゃいましたくらい、メンデルスゾーンさまの天才には、感嘆していたらしいです。


 しかし、一方で、ワーグナーさまは、メンデルスゾーンさまが、ユダヤ系でありながら、天才であることを、どうも、誉め殺しにしておりますような感じもしますですし、ナチスにとっても、たいへん、厄介な存在であったらしく、一生懸命、歴史から、消去を図っていたようですが………ナチズムを通過した現代も、それとは、関係ないかもしれませんが、メンデルスゾーン先生は、今一つ、軽く見られがちですが、こうした、10 才代の作品を聞くと、そりゃ、ものすごいな、と、思いますよね。


 たくさんの、合唱曲、宗教的作品、室内楽など、食わず嫌いにしているなあ、と、やましんも、思います。


 そこには、なに国人とか、人種とか、性別とか、関係ないです。


 弦楽四重奏曲あたりも、宝の山のようでありますが、いずれまた。


 あ、それと、メンデ先生には、お姉さまの存在が、かなり、大きかったようです。


 お姉さまも、天才にあたる方だろうと思います。


 お姉さまの、作品のCDも、あります。


 時代が、違えば、ふたりそろって、大作曲家だったかもしれないです。惜しい。



・・・・・・・うつ  🚀 うつ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 

 


 


 

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