第487話 『バラライカ協奏曲』 トゥービン
エストニア出身の大作曲家トゥービン先生(1905~1982)が、1964年に書いた作品。
バラライカという楽器は、三角形の、美しい、ちりとりみたいな、見かけですが、やましん、実物を見ていません。
現代では、高いパートから、低音域のパートまで、バラライカ・オケが出来るように、しっかり、整備されているようでありますが(フルートも、そうですよ、ピッコロから、コントラバス・フルートまで、各種ございまして、フルート・オーケストラが、各地で活動しております。)、楽器の起源自体は、あまり、知られてないような。
邦楽器も、現代音楽では、独奏楽器として、さかんに使われますが、聞いてみると、これも、同様のような気がするのは、バラライカのおとが、津軽三味線みたいな感じがするから。
津軽三味線自体、幕末に革新的に発展したようですが、バラライカも、現在の形になったのは、19世紀の末に改良されてからとのこと。
トゥービン先生の音楽は、現代的ななかに、不思議な、抑圧されたような、うつうつな暗さと、ときに、爆発する、内的なエネルギーを秘めておりまして、エストニア出身の作曲家さんでありながら、自国は、長くソビエトの支配下にあり、スウェーデン中心に活躍なさったので、なかなか、認知されなかったようなのですが、20世紀の後半になり、スウェーデンのBISレーベルが積極的に紹介したこともあり、また、国際情勢も変わり、チャンスな時代がやってきました。
もっと、知られてよい作曲家さまであります。
で、この作品も、いわゆる、民族音楽的なものではなく、ワールドワイドな、たいへん、おもしろい作品であります。
形式的には、古典的な、3楽章構成であります。
『うつうつ』に、入ったのは、やましんの、趣味です。
・・・・・・・うつ 🦖 うつ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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