第485話 『ポロネーズ変イ長調作品53』 ショパン

 いうまでもなく、『英雄ポロネーズ』であります。


 1842年の作品です。


 ショパンさまは、1830年11月2日に、ワルシャワから旅立ったのち、遂に、生きて祖国に帰ることはできなかったのであります。


 ワルシャワで革命の火の手が上がる知らせを異国で聞きながら(11月蜂起。1830年11月29日~。ロシア側が勝利。)自分も帰って戦いたいと言う、ショパンさんに、友人さんは、『君はピアノで戦え❗』と、返事したとか、中学生時代に読んだ伝記にはありました。


 しかし、この名曲が、なぜ、『うつうつ』なのか?


 結論を申しますと、どうも、他の『うきうき』にも、『うるうる』にも、立ち上げたけど、休業状態の『わくわく』にも、入る余地がなく(やましんの基準です)、ならば、『外うつ』よりも、いまなら、ここであろう、と、考えたからです。


 この、沸き上がるような、なにかに立ち向かうような、壮絶な音楽と、それを、さらに、上回る中間部。


 そうして、突然現れる、なぞの、緩やかで、暖かい調べ。


 なぜ、この、形式をあえて、壊しているような、叙情的な音楽が、挟まっているのでしょうか。


 あほのやましんが言えるのは、これがないと、音楽が完成しない。


 と、思えることです。


 人生、闘いかもしれませんが、それだけでは、成り立たない。


 やましんの闘いは、済んだ、と、思っていたら、もしかしたら、そうではないかも、しれないです。


 しかし、ショパンさんが、なぜ、あえて、こうした対称性をぶっ壊す手法にでたのかは、ぜひ、尋ねたいところですが、どうも、この曲だけというわけでも、なさそうです。


 世界中、たいへん、難しい事態になっておりまして、相手が、知的宇宙人さまなら、まだ、話せばわかるかもしれませんが、ウィルスさんは、そうはゆかない。


 活動の自粛と、経済の維持は、上下前後左右、反対のことを、一辺にやるようで、政府さんも、財界さんも、運動選手さんも、音楽家さんも、サラリマンさんも、自営業さんも、複数の顔を持つかたも、やましんみたいな、ひきこもりも、みな、それぞれ、難しいです。


 あ、勿論、学生さんも。


 やましんは、もし、感染したら、腎臓あたり、急速に悪化する可能性が高いです。

   

 それは、いままで、いろんな、いきさつが、からんでいますが、結局、結論は、つねに、ひとつです。


 すべてのことは、ひとつの結果にゆきつきます。


 ショパンさんが、勇気を与えてくださることを、願います。




・・・・・・・・うつ  🎆  うつ・・・・・・・・・・・・・・・・



 


 


 

 




 

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