第410話 『フルート・ソナタ Ⅵ ホ短調』 ジャン・マリー・ルクレール

 ルクレール先生(1697~1764)は、大ヴァイオリニストとして活躍したかたなので、ヴァイオリン曲のほうが有名だとは思いますが、フルートのための、くっきり、じゅわじゅわなソナタも、CD二枚分ほど、残してくださいました。


 亡くなるころは、すでに、ハイドン先生の時代が来ており、モーツァルト先生も活躍しはじめる時代です。


 ただ、奥さまと別れた以降、この方の晩年は、かなり、悲惨だったようで、スラム街に隠れ住んでいたようです。


 それが、1764年に、殺害されて、発見されるという最悪な事態になりましたそうであります。


 犯人は、特定されてはいないようですが、別れた奥さまが、絡んでいたのではないか、とも、言われるようです。


 このホ短調の作品などの、短調系の作品は、しっとりと濡れたような、癒し系音楽です。


 一方、ソナタⅦ、ト長調などは、なかなか、カッコいい。


 こういう時代の作品は、古楽器(フルート・トラヴェルソ)を使った演奏が、やはり、たいへん雰囲気も出てよいのですが、なかなか、しろとには、難しいので、おおかた、アマチュアは、現代楽器で演奏することが普通になりますが、仕方ないところです。


 しかし、なにがあったのか?


 金銭問題ではないか? とも、言われ、小説にもなったとか。


 モーツァルト先生殺害説は、まず、フィクションの可能性が高いようですが、こちらは、実際あった、殺人事件です。


 お気の毒に。




・・・・・・・・・うつ 😢 😢 😢 うつ・・・・・・・・・・・・


 


 


 



 


 

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