第317話 『ピアノ三重奏曲第2番』 ブラームス

 なぜだか、ずっと、下書き状態のまま、忘れられていた、項目です。


 年も変わり、2月が来ようかという、いまになって、救出であります。


      ⛄  ❄️  👩‍🚒


 


 なんだか、ブラームス先生特集になってきましたが、まあ、秋ですからね。


 ブラームス先生の『ピアノ三重奏曲』と言えば、やはり、第1番作品8が、人気あります。


 こちらは、1882年に完成、初演された作品。


 完成度の高さでは、やはり、かなり充実の傑作です。


 時期的には、『第3交響曲』の前の年でありまして、ま、よくもわるくも(音楽は悪いわけないですが、好き嫌いという意味で………)円熟期のブラームス先生らしい、ロマンチックで、渋味のやや強い、少し独特の口当たりがある作品です。


 必ずしも、すぱっと割りきれてる音楽じゃない、どこか、放浪気味なのも、お好きな方にはたまらない魅力ですよね。


 特に、第二楽章は、悲劇的な面持ちの、かなり、重たい音楽。


 ここは、泣きの、ブラムス先生、真骨頂です。


 やましんは、これ、嫌いじゃない。


 ただし、ちょっと、苦しいなあ。


 『うつうつ』としては、慰められる、というよりも、慰めてあげたいかんじ。


 しかし、音楽としては、感動的なのです。


 モーツァルト先生だと、『でもね😃』と、ふと、慰めが入りそうな場所でも、ブラームス先生は、引かない。


 これでもかあ‼️


 と、苦しみの歌を、語ってくださるのです。


 第三楽章も、また、やや、計算され尽くした迷いが漂いますが、さすがに、ここでは、いくらか、おおらかな、慰めが入ります。


 これも、ブラムス先生らしい、隙のない完璧な音楽。


 最終、第四楽章は、『からくさ問答』(そんな言葉があるかどうか、わかりませんけどね)みたいな、ちょっとややこしい音楽の中から、なにか、たいへん、偉大なものが現れる‼️という、期体感を抱かせ、やがて、チェロの深い歌い上げから、ぐんぐんと盛り上がり、一気に最後にもって行きます。


 ここは、固い意志が貫いていて、前半の迷いは見られません。


 『おあ〰️〰️〰️〰️〰️〰️‼️』


 と、聴衆からうけること、間違いなし。



・・・・・・・うつ  🍷🍸 うつ・・・・・・・・・・・・・


 


 


 


 


 ブラームス先生は、63歳で、亡くなっておりまして、


 


 

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