第295話 『序奏とアレグロ』 ラヴェル
うつうつな、秋の朝にふさわしい音楽。
若きラヴェル先生は、1901年から、ローマ大賞を狙って、三回挑戦しましたが、3位が最高で、1年飛ばして最後の挑戦をしたときは、参加も拒絶されてしまったとか。
しかし、すでに、それなりの名声を受けていて、社会から、おかしいとの批判が噴出。
結果的に、時のパリ音楽院の作曲科教授の弟子ばかりで、受賞者を固めていたこともあり、パリ音楽院の、デュボワ院長さん以下、かなりの辞職者を出しました。 (ラヴェル事件)
その1906年に、ハープの製造業者エラールから、作曲の、依頼を受けてかかれた曲。
『ハープ、弦楽四重奏、フルートとクラリネットのための序奏とアレグロ』
初期ラヴェル先生らしい、爽やかな中にも、うっとうしい、なにものかが住んでいる。
本人は、あまり、重要視してなかったらしいけれど、それは、『亡き王女のためのパパーヌ』(1899年)も同様だったらしいです。
ま、本人はどう思っていようとも、魅力的なのは確かで、癒し効果もかなりありそう。
ただ、癒し効果は、負の側面がつきまとうものです。
癒し効果の暗黒面だ!
ま、多少、注意が必要であります。
ハープのお好きなかたには、必聴!
・・・・・・うつ ⚔️ うつ ・・・・・
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