第184話 『交響曲第2番』 チャイコフスキー

 全体的には、『第1番』の流れを踏襲している音楽なので、そのいかにも連綿と流れる『うつうつ』気味の情緒感は、お好きな方にはたまらない世界かと思います。


 頭から、どっか〰️ん。


 とくるので、ボリュームの設定に注意が必要です。



 1872年に完成した作品。


 ちなみに、最後の『第6番』は、1893年の作品。


 その20年ほど前の作品という事であります。


 とはいえ、たとえば『第2楽章』の行進曲風音楽は、直ぐ『第6番』の『第3楽章』を思い起こさせるところがありまして、やはり、これは別人が書いたものではないと納得する感じもあり。


 ただ、後期に行くほど、『普遍性』が高くなる、と言いますか、民族色だけに頼らない音楽になってゆくところが、さすがはチャイコ先生なのでありましょう。


 このあたりは、『国民楽派』と呼ばれる『ロシア五人組』の方々とは、対象的な気もしますが、どっちが正しいのか?という感じの議論になるのは、当時はともかくも、現在は望ましくない気がします。


 どちらも、良い音楽を残したのですから、それぞれ、平等に尊重されるべきものであろうと思います。


 ときに、この作品は、ウクライナ発祥のおうたを、背後に持っていることから『ウクライナ』とか『小ロシア』と呼ばれてきました。


 もっとも、『第1番』とは違って、ご本人が付けたお名前ではないようであります。


 やましん、ロシアという巨大な場所には、どこにもお邪魔したことがなく、音楽以外でぴんとくるものがありません。


 一方、本日は、クライストチャーチで大きな事件が起こりましたが、この街には3日ほど滞在していたことがありまして、かなりショックを受けております。


 なぜ、あの平和な街で、このようなことが起こるのか、困惑しております。




   ********** うつ 🌻🌻 うつ **********











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