第109話 『カヴァティーナ』 ラフ

 この曲なども、もしかしたら、昔の方が良く聞かれたんじゃないかという気がします。


 『家庭名曲集』とかのレコードにも、よく入っていましたから、やましんも子供時代から随分と聞いたものです。


 けだし、名旋律でありまして、じゅわじゅわな、世にも美しいお歌が(ヴァイオリンの曲ですけれど、これは、まさに『歌う』と形容した方が、良いと思うのです。)連綿とヴァイオリンで、歌われるのです。


 しかし、一方で、ヨーゼフ・ヨアヒム・ラフ先生(1822~1882)は、なかなかの大物なんですが、この曲以外は、あまり顧みられてこなかったようなのです。


 交響曲も、なんと11曲書いているようですが、『第5番(レノーレ)』だけが、生き残ってきたような感じでした。


 しかし、ラフ先生も最近再評価が進んでいるお方の一人で、その気になれば(つまり、その気と、ネットの環境などと、あとそれなりのお金・・・)、かなり様々な作品を聴くことができるようになってきたようです。


 まあ、御本人の、懐に入らないのは、致し方ないところですか。


 天国支店にも送金できるようになれば、話は違って来るかも。


 それは、まあ、余談ですが、この『カヴァティーナ』(ヴァイオリンとピアノのための6つの小品(1859年)より)は、かなり、癒し効果の高い、気持ちよい、音楽であります。(個人差アリ・・・これは決まり文句です。)



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