第79話 『ヴィラルコーン』 シェラン

 オーラフ・シェランさま(1901~85)は、トロンヘイム生まれの、ノルウェーの作曲家さん。


 『ヴィラルコーン』は、たしか、トロルさんが、記憶を消すおまじないの音楽だったような。


 おかげで、長い間すっかり忘れておりました。


 主題と変奏曲と、言う感じの音楽ですが、これがまた、『超じゅわじゅわ系摩訶不思議類音楽』なのであります。


 ノルウェーの民族音楽をうかがわせるような、わりとシンプルにして、薄味の、良いテーマなのですが、まさに、摩訶不思議な変奏曲が展開されるのであります。


 出版されたのは、1951年らしき。


 曲が進むにつれて、いささか、不気味な雰囲気になってくるのが、これがまた、たまらなく、良い!


 やましんは、実のところ、松本俊介さんの『都会』の絵とか、古賀春江さんあたりの、ちょっと不気味な絵画は、かなり好きなのです。

(なんだか同じことを、どこかで書いたような、気もします。)

 この音楽は、でも、もっと、たぶん、ピュア。


 エヴァ・クナルダールさまのピアノ演奏によるCDが、ありました。(ノルウェー SIMAX PSC 3120)


 北欧音楽の中でも、たぶん、宝石類音楽のひとつだろう、と、やましんは勝手に思います。

はい。


 あ~、朝が来る・・・。

 

 

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る