三十路超能力者。
平原 瑠衣華
プロローグ
小さい頃誰もが憧れたであろう超能力者。俺もまさしくその1人だ。
予知能力に憧れ、サイコキネシスにも憧れた。
しかし、どれだけテッシュ一枚に対して動けと念じても動かない。
どうせ超能力なんて夢物語なんだ。と諦め、超能力番組を見てはヤラセじゃねぇか。とぼやき、リアリストになっていた。そして時が過ぎ俺は三十路になっていた。
冒頭からオレオレ詐欺のように俺、俺と言っていたから、誰だこいつとか思ったかもしれねぇな。俺の名前は、表打 茂 30歳。ただのしがないサラリーマンだ。彼女はもちろんいない。出来たこともなけりゃ付き合ったこともない非リア族だ。まぁ自己紹介はここで終わりにして…。
これから起こる出来事はこのまま平凡に過ごす人生なんだろうかと思っていた俺にとって予想もつかなかった出来事である。
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