Hope in the future

港龍香

1章

一ターン目「転入生と生活の変わり目」

私はこの世界が嫌い

つまらないことで怒って結局は解決する

そんなことが私は嫌い

周りはいい家庭なのに

なんで悲しむんだろう

どうして悲しむんだろう

私はそんなセカイが嫌いだった



「ほぁ~」


私、三木山ゆあら

人生をつまらなく生きている


「おっはよー♪」


今話しかけてたのは、穂炉長百合奈

一番の親友


「おはよー・・・」


「元気ないね?どうしたの?」


「こいつは、この状態が元気なんだよ」


この、キザっぽいのが三木山風太

あたしのいとこなの


「悪かったわね、この状態が元気で」


「べつに~」


「あ!そういえば今日転入生来るの知ってた?」


「そーなの・・・」


「俺知ってたぜ、確か女子」


「うそ!!噂では男子だって」


「まっかんだけどな」


「勘じゃだめじゃん」


「どっちでもいいじゃん」


「良くない/ねえぇー」


「へ?」


「そりゃさ、ゆあらはクールでもてるからあれだけど・・・」


「俺たちは、もてないから今回のでかっかてんだよ」


「あはは・・(二人とも、もてそうな気がするけど)」


「だから、男子だったらイケメンがいいし」


「女子だったらかわいくなきゃな」


「ふーん」


キンコーンカンコーン


「やべ!早く行かなきゃ」


「いっそげー・・・ってあれ?ゆあらは?」


「あれ?今ここにいたよな?」


「とにかく!いそげー!!」


「え?あっ!おう」


キンコーンカンコーン


「はぁはぁ、ま、間に合った」


「ぜえぜえゆあらは?」


「うーん・・大丈夫じゃない?」


「どこに根拠あるんだよ・・」


ガラガラ


「あっおはよー」


「ゆあら!?」


「何でここに?」


「何でって近道だよ」


「んな!?おまえ・・」


「なによ」


「いいや」


「おはよー」


「松島くん」


私の周りにはもう一人いる

松島勇太中学の時からずっとクラスが一緒


「二人とも、ギリギリセーフだね」


「あーそーだよ」


「はぁ~」


「何ため息ついてるの?」


「先生・・来てるよ」


「穂炉長、三木山、松島!席に座れ!!」


「はーい」 「へいへい」


「こほんエーでは転入生を紹介する」


「男かな?女かな??」


「入れ」


私は入ってきた転入生を見た

どこかにいるような体格

髪の色そして目はなかなか見ない透き通ったブルーの目


「こんにちは、柚乃長美歌です」


キンコーンカンコーン


「HRは終わりだ」


「ねぇ思ったんだけど、何でこの時期なの?」


「あ?」


「もうすぐ夏休みだよ!?」


「あー、そうだな」


「まあ、良いじゃん」


「ねぇねぇ、美歌さんはどこから来たの?」


「それは・・・」


「いいだろ、ほら準備だ」


「ふえーん」


~~~昼休み~~~


「ふぅ~疲れた~~」


「ほとんど、寝てたじゃん」


「てへ♪」


「てへ♪じゃねーよ」


「人のこと言えないのにね」


「ヴっ」


キンコーンカンコーン


「わっやべ」


「あれゆあらは?」


「さあ?」


「いそげー」


~~~教室前~~~


「はぁはぁ」「つ、つかれた」


「あれ?三人とも」


「「「ゆあら!?」」」「なぜここに?」


「良いじゃん」「またお前らか」


「うげ」「さっさと席に座れ!!」


「「「はーい」」」


~~~放課後~~~


「うーん」「つかれた」


「そうだな」「僕は別に」


「ねぇ」「何だ?」


「寄り道してこ♪」


「いいねぇー」「まあ、何もないからいいけど」


「よし決定!!行こう!!」


「あ、あの・・」


「「「「うん?」」」」


四人は振り向いた


「なぁーに?美歌さん?」


「えっとねこれ・・・よかったら・・」


「なに?・・いいの!?」


「うん」「ひゃっほーアイスのただ券いっただきー♪」


「四人分あるか?」「五人分でしょ」


「あたしのこと?気にしないで、使うときがないから・・・」


「美歌さん、ありがとう・・いこう!!」


「うん」「しゅっぱーつ」「おーー」


「・・・・これで準備完了あとは夜を待つだけ・・うふふ」


~~帰り道~~


「おいしかった~~」


「ああ~」


「ホントだね」


「・・・」「「うん?どうした?」


「いや、最後に美歌さん何か言ってたような・・」


「お前は気にしすぎだよ」「そうそう、あっじゃね」


「また明日」


「家が隣同士ってな・・」「なのになんであたしの方が出るの早いの?」


「まぁな」「じゃね」


ばたん


「ふー」


やっと落ち着けた疲れた・・人生なんてちっぽけなのに

私はベットの上に飛び乗った

そして目には悲しい記憶を・思い出している目だった


「さてご飯作らなきゃ」


~~~夜寝る前~~~


「同じ生活だな」

と言い眠った

たぶんここで私の人生は変わった

それは・・・・

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る