ラノベ主人公の妹が可愛いのはお約束ですから。
青葉夏木/ひきこうもり(仮)
第1話 ラノベ主人公の妹がかわいいのはお約束でしたね
「ねぇ、起きてってば、ねぇ~」
「う......むぅ」
俺の朝は妹の声から始まる。
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ここでいったん自己紹介しておこう。
俺の名前は
そして、今、俺の上にまたがり必死に起こそうとしている、妹の
とても綺麗な金髪ロング、透き通るような肌、猫を連想させるようなきれいな青色の瞳。そして小さく、中学二年生にしては、外見が幼い。
しかし、妹と言っても実の妹ではない、2年前に俺の母の再婚でできた妹だ。
「早く起きてってッ......!」
「うぐっっ!」
妹のケリがさく裂した。
「あっ、ごめん」
「い、いいんだよ...... 起きない俺が悪いんだ」
「朝ごはんできたから食べてね」
そういうと、一階におりてしまった。
俺の家は二階建てで、二階には俺の部屋と、妹の部屋がある。しかし空き部屋が二つもあるだだっ広さだ。
親の再婚だから、俺ら兄妹はいわゆる連れ子族だ、その親はというとどちらも外国でファッションデザイナーをやっている。帰ってくるのは一年に一回ぐらいだ。
――そんなこともあり、二人の時がほとんどと、なる。
「おはよう、お、今日もうまそうだな!」
朝はいつも、七海が作っていてくれる。そして料理はいつものように輝いていた。
「う、うん」
「いただきま~す」
そう言って七海が作ってくれた飯をほおばる。俺は、朝からガッツリ食べれる系の人だからな。
「食べたら、食器はシンクに入れておいていいから、じゃあ私は行ってくるね」
七海は朝が早い。俺の朝飯を作り、自分も食べた後、すぐに学校にいってしまう。
「おう、今日もがんばれよ、いってらっしゃい」
「兄さんも! いってきます!」
バタバタと出てしまった、七海は家でほとんど勉強しない。それなのに勉強はほぼトップを維持しているそうだ羨ましい限りである。
これが才能というものか....... 俺にはこれといって特技がない......
何てこと思っているともう8時を回っている。なので俺も急いで準備をして学校に向かう。
「いってきます」
誰もいない家に向かって言い 学校に向かう
これが俺の平凡な日常だったが、
「ど、どいてぇ~~」
その声の方向を見ると......
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