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ぴよ影はようやく背中に近づく影に気が付いた。しまった、とばかりに振り返るがもう遅い。もはやこれまでかと思った矢先、その影が振るった刃は、ぴよ影ではなく、ぴよ影に投げかけられた投網を切り裂いていた。
そう、その影の正体は、ぴよ乃だ!
ぴよ乃は、ひとつ頷くと、ぴったりとその背をぴよ影に合わせ、後方からの攻撃に備える。いつだってぴよ影が背中を任せられるのは、ぴよ乃だけだ。あとはもう、ただまっすぐ進めば良い。ぴよ影は遮二無二前へ前へと敵を薙ぎ払いつつ突き進み、ぴよ乃は後方から追いすがってくる敵めがけてクナイを投げつけて応戦する。
激闘の末、ぴよ影とぴよ乃は、なんとか死地を脱出し、卵掛川城へと辿り着いた。
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https://kakuyomu.jp/works/1177354054883288598/episodes/1177354054883289036
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