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「おお、2人とも!! よくぞ……よくぞ無事に戻ってきてくれた」
きよ姫は満面の笑みで2人のSHINOBIを迎え、早速持ち帰った黄金のタコ焼き焼き器に生地を流し込むと、ピックでつつきはじめた。傍らにはぴよ影とぴよ乃が神妙に控えている。
「ほうら、できたぞ。どれどれ、伝説の秘宝で作ったたこ焼きの味はどんなものかの。おぬし等も食べてみるがよい」
きよ姫はそう言うと、ぴよ影とぴよ乃へと1皿ずつ差し出した。
「ふむ……。さすがに旨いの!! 生地は、外はカリッと中はトロトロなうえに、このトッピングのカラシマヨネーズがなんともいえぬ。最高じゃ!!」
ぴよ影も一口つついて、同じことを思った。ふと、きよ姫の目じりを見やると、そこにはうっすらと涙が浮かんでいた。この涙はカラシマヨの辛さのせいなのだろうか、それとも……。ぴよ影はちらりと隣で必死にたこ焼きを突いているぴよ乃を見やると、再び自らもたこ焼きをつつきはじめた。
「ともあれ、2人とも、任務ご苦労であったな」
こうしてぴよ影とぴよ乃は無事に主からの任務を達成したのであった。
☆ HAPPY END ☆
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