ひめてん昔話(眠れる森の美女、メルク編)

「ああ! オーロラ姫が、魔女の呪いで死んじゃいましたぁ!」


「何と可哀想な姫! さあ! 私のキスで目覚めるのだ!」


「いやだから、何で僕が王女役なんですか⁉︎ リアル王女様がこんなに居るのに⁉︎」


「だからマニアックな人が……」


「そんな一部の人をターゲットにしないでください!」



「分かった! 僕が王子様役をやるよ!」


「え⁉︎ ユーキさんが⁉︎ そ、それなら是非お願いします!」


「うん! じゃあ準備するから待ってて!」



「ああ、言っておきますがユーキさん……王子様だからって、ヤマトさんに変身してくるのはナシですからね?」


「ドキッ‼︎」


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