【音(おと・オト)の短歌】

 ――『息潜め 足音を待つ かくれんぼ 時に絆され ころりうたた寝』


【ひとこと】

 第23回 大伴家持賞へ投稿した短歌。テーマは「音(おと・オト)」。

 子供の頃に一度は経験した事があるだろう「かくれんぼ」を題材にして、静けさの中にミシリと響く鬼の足音を上句に出し、待てども鬼が見つけてくれない長い時間というものに、身体の自由を束縛されて動けないまま緊張感も失せ寝入ってしまうシーンを下句に出してみました。


 今回の入賞作品と比べても、それほど大差はないかなと自画自賛しているが、何が決めてに欠けたのかと思い返せば――『音』――というテーマから少し外れてしまっているという印象も否めません。(季語も無い??)


 今回は「絆される」という意味と使い方に学びと閃きがありました。普段はこんな言葉使わないし……パッと見読めないし (ノД`)


 日々是勉強ですね。

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